逆子で自然分娩が心配なら！「逆子治療」の治療方法や医療機関の選び方を紹介

本記事では、逆子の原因や治療方法、予防方法などついて解説します。

は、ぜひ参考にしてください。

逆子ってなに？原因について解説

逆子とは何か？

逆子は、妊娠中に赤ちゃんがお腹の中で頭が下がることが正常な状態である場合に、逆にお尻側が下に向く状態を指します。
通常、お腹の中で赤ちゃんは頭が下に向いて出産に備えます。
ですが、逆子の場合はその逆になってしまうため、自然分娩の場合には出産が難しくなることがあります。

逆子の原因となるもの

逆子になる原因は、明確にはわかっていません。
その中で、以下のような要因が関与していると考えられています。

胎児が小さい場合

胎児の大きさに対して、子宮内のスペースが大きすぎると、胎児が自由に動けるため、逆子になりやすくなります。

子宮内に異物がある場合

子宮内に異物があると、胎児が動けなくなり、逆子になる可能性が高くなります。

母体の子宮が変形している場合

子宮の形が変形していると、胎児が頭を下に向けるのが難しく、逆子になりやすくなります。

多胎妊娠の場合

複数の胎児が子宮内で動き回ると、頭が下に向くことが困難になり、逆子になりやすくなります。

妊娠前からの母体の体型や骨盤の形状

母体の体型や骨盤の形状によっては、胎児が頭を下に向けるのが難しく、逆子になりやすくなります。

これらの要因によって、逆子になる可能性が高くなりますが、逆子になる赤ちゃんが生まれるということは、必ずしも問題があるわけではありません。
しかし、逆子のまま出産すると、通常の分娩よりもリスクが高くなるため、医師から適切な処置が必要となります。

逆子と妊娠・出産の関係

逆子は、妊娠中に起こることが多く、出産にも影響を与えることがあります。

逆子が妊娠や出産に与える影響

逆子が妊娠や出産に与える影響は、以下のようなものがあります。

自然分娩が難しくなる

胎児が逆子の状態であると、正常な分娩が難しくなることがあります。
特に、子宮口が開かず、頭が出てこない場合は、帝王切開手術が必要になる場合があります。

胎児の成長や健康に影響を与える

逆子の状態であると、胎児が十分に成長できなかったり、脳に影響を与えたりすることがあります。
また、子宮内での圧迫によって、臍帯が圧迫されたり、胎児が窒息することがあるため、逆子の治療が必要です。

逆子の種類

逆子は、胎児の頭部が骨盤の出口ではなく、上側に向かって位置している状態を指します。逆子には、大きく４つの種類があります。

単殿位(たんでんい)

単殿位は、胎児の臀部(でんぶ)が骨盤の出口に位置している状態です。
この状態は、胎児が頭を上に向けている逆子の一種です。
自然分娩が難しく、帝王切開が必要になることがあります。

複殿位(ふくでんい)

複殿位は、胎児の臀部と足が骨盤の出口に位置している状態です。
この状態は、単殿位よりも分娩が難しく、帝王切開が必要になることが多いです。

足位(そくい)

足位は、胎児が頭を上に向けたまま、足が骨盤の出口に位置している状態です。
胎児が足を伸ばしやすくなるため、胎児が回転する可能性が高くなります。

膝位(しつい)

膝位は、胎児の膝が骨盤の出口に位置している状態です。
この状態は、単殿位や複殿位よりも自然分娩が可能性が高く、帝王切開が必要になることは少ないです。

逆子の治療方法

逆子の治療方法には、体位法や鍼灸治療、帝王切開手術などがあります。

逆子を治すための体位法

逆子の治療には、胎児が正しい位置に移動するようにする体位法があります。
代表的なものとして、骨盤の傾斜を変えたり、足を高く上げたりする方法があります。
自宅で簡単に行うことができ、胎児の位置が正常に戻ることがあるため試してみるのもありかもしれません。

鍼灸治療による逆子の改善効果

鍼灸治療による逆子の改善効果も報告されています。
鍼灸治療は、特定の経絡を刺激することで、身体のバランスを整える治療法です。
鍼灸治療を受けることによって、逆子の原因である子宮や胎児周辺の筋肉の緊張を緩和することが期待できます。
ただし、鍼灸治療を行う場合は、経験豊富な鍼灸師に相談し、安全に治療を受けるようにすることが重要です。

帝王切開手術による治療方法

逆子の場合、帝王切開手術が必要になるケースがほとんどです。
帝王切開手術は、腹部を切開して胎児を取り出す手術であり、逆子の場合は、胎児の安全な出産のために行われます。
ただし、胎児にとっては比較的安全な面、母体側にはリスクも生じるため、医師とよく相談することが大切です。

逆子治療を行う鍼灸治療の代表例

鍼灸整骨院や鍼灸院によってアプローチ方法は異なりますが、一般的な逆子治療に使用される鍼灸法や整骨法について説明します。

鍼灸治療

鍼灸師が経穴に鍼を刺して刺激を与え、胎児を正しい位置に誘導する方法です。
通常は、足三里、承扶、合谷、太渓（たいけい）といった経穴を刺激します。
逆子が見られる妊娠32週以降に行われることが多く、1回あたりの治療時間は約20分程度です。

整骨治療

整骨師が手技によって骨盤や腰椎を調整し、胎児が正しい位置に戻るように促す方法です。
胎児の位置が変わると、母体の体調や姿勢にも影響を与えるため、全身の調整を行うことが多いです。

妊婦向けの運動療法

鍼灸整骨院や鍼灸院では、妊婦向けに運動療法を提供する場合があります。
胎児が正しい位置に戻るように、特定のストレッチやエクササイズを行うことで、逆子を改善することができます。
鍼灸整骨院や鍼灸院では、逆子に対して経験豊富な専門家がカウンセリングや適切な治療を行うことができます。
逆子に悩んでいる方は、早めに相談することをお勧めします。

逆子治療の注意点

逆子の治療において、注意点やリスクの把握も欠かせません。
具体的にみていきましょう。

逆子治療の際の注意点とリスク

逆子の治療には、体位法や鍼灸治療、帝王切開手術などがありますが、それぞれにリスクがあります。
帝王切開手術の場合は手術リスクがあり、鍼灸治療では経験不足な鍼灸師による治療によって、逆子が悪化することがあるなど、治療にはリスクが伴います。

また、逆子が自然に治った場合でも、胎児の健康状態や母体の健康状態に応じて、医師の判断で帝王切開手術が必要になる場合があります。

治療中に気をつけるべきこと

逆子の治療中には、以下のような点に気をつける必要があります。

医師の指示に従う

治療方法や治療のスケジュールは医師によって異なるため、必ず医師の指示に従いましょう。

自己判断せず、病院に相談する

逆子の治療において、自己判断による行動は危険です。
逆子の診断を受けた場合は、まずは、闇雲に自分で動かず一番信頼のおける医師と綿密に相談しましょう。

妊娠中に注意すること

妊娠中は、過剰な運動や飲酒、喫煙を控えるようにし、ストレスフリーな生活を心掛けてください。
逆子の治療においても、妊娠中の状態を考慮して治療が行われるため、健康な妊婦であっても、治療前に医師の診断を受けることが望ましいでしょう。

逆子治療に関する医療機関の選び方

逆子の治療については、医療機関を訪れることが一般的です。
以下で、逆子治療に関する医療機関の選び方や確認すべきことについて説明します。

逆子治療を行っている医療機関

逆子治療を行っている医療機関を選ぶ場合、以下のポイントに注意することが大切です。

専門家のいる医療機関を選ぶ

逆子の治療には、産婦人科医や鍼灸師、助産師などの専門家が必要です。
そのため、逆子治療を行っている医療機関を選ぶ際には、専門家が在籍しているかどうかを確認することが重要です。

医療機関の評判を確認する

逆子治療を行っている医療機関の評判を確認することも重要です。
今は、ネット上の口コミサイトやSNSなどを活用して、実際にその医療機関を利用した人たちの意見や感想を確認することができます。
有効活用しましょう。

治療内容や方法を確認する

逆子治療には、さまざまな方法があります。
例えば、鍼灸治療やモキシベーション、カイロプラクティックなどがあります。
治療内容や方法を確認して、自分に合った治療を提供している医療機関を選ぶことが大切です。

医療機関選びの際に確認すべきこと

逆子治療を行っている医療機関を選ぶ際に、以下の点を確認することが重要です。

治療の費用や保険の適用範囲を確認する

最初に、逆子治療にかかる費用や保険の適用範囲を確認しましょう。
治療の費用は医療機関によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
また、保険の適用範囲も確認しておくことで、負担を軽減することができます。

医療機関の設備や施設について確認する

次に、逆子治療に必要な設備や施設についても確認しましょう。
例えば、胎児の状態を確認するための超音波検査や、治療に必要な器具が整っているかどうかなどを確認することが大切です。

治療後のフォローアップについて確認する

最後に、逆子治療後のフォローアップについて確認しましょう。
治療後の経過や、出産までの指導などを行ってくれる医療機関を選ぶことで、安心して治療を受けることができます。

逆子は早期に治療を開始することで、正常な胎児の位置に戻すことができる場合があります。
適切な医療機関を選び、治療を受けましょう。

まとめ

逆子治療についてのまとめ

逆子は、正常な胎児の位置に戻すことができる場合がありますが、放置すると出産時に合併症を引き起こす可能性があります。
逆子の治療には、手技療法や外科手術、鍼灸、漢方薬などがありますが、最も一般的な治療法は、妊娠32週以降に行われる「お灸治療」です。
お灸治療は、安全で非侵襲的な治療法であり、効果的な場合が多く報告されています。
ただし、逆子治療には個人差があり、必ずしも効果があるとは限りません。
治療前には医師の診断を受け、適切な治療法を選択することが重要です。

逆子治療に対する整体院の役割

整体院では、逆子治療に役立つ手技療法を提供しています。
具体的には、骨盤矯正や、骨格の歪みを調整することで胎児の位置を整える手技など。